創造的生活

脳の中の係数とAIのパターン学習

養老孟司氏の『バカの壁』によると、人間の行動はすべて

y = ax

という一次方程式に当てはまるという。

x (入力)… 脳に入ってくる情報

a (係数)… 脳の中の係数。人によって違うし、入力によっても違う。

y (反応)…  入力 x にかける係数 a によって、行動が決まる。

適切な設定値 a をかけられるか否かで、反応(行動)は全く違うものとなる。

入力に対して適切な aを設定できる人は、適応力が高い。

危険なのは、係数 a が0 の時と、逆に無限大の時。

係数 a =0 は、y=0となる。その人にとっては、その情報は、現実ではない。興味が0、知りたくない場合。これが危険なのは、自分の中の壁を超えようとはせず、無知や偏見に安住、もしくはその事には無気力である。

a= 無限大は、原理主義。その情報は、"絶対的”となる。例えば、カルト宗教の信者が教祖の教えに対しては、a=無限大をかけてしまい、危険な行動も起こしてしまうのはこの場合。

係数 aがマイナスの場合は、マイナスの行動を起こしてしまうが、マイナスのaは、プラスとなる可能性がある。ここが人間の秘め持つポテンシャルではないかと思う。

人間の脳は高等なようで、このような単純な装置でもある。

これをAIに置き換えたらどうなるか。

AIのパターン学習は、どの程度、より適切なaを設定できるか。
人間の心や創造性という数値化できない部分以外は、AIの方が優秀になることは明らかですね。

今年2019年に日経クロストレンドが発表した、イノベーション企業1位は、キーエンスという企業でした。(他の国内有名企業をおさえて、実はこの企業は凄いです。平均年齢30代で平均年収2千万代。)

このキーエンスの強みは、データドリブン経営(データに基づく緻密な経営)。顧客行動データから、過去の成約パターンを分析し、成約率や成約率向上の次の打ち手をシステムが割り出しています。データ分析結果を営業が受け、タイミングよく顧客が抱える課題を解決するようなソリューションを提供できるシステムを実現しているとのことです。

AIの指示で人間が動く、ビジネスの世界。

AIを使う側になるか、AIに使われる側になるか、どちらも無関係の側になるか。

あなたの未来はどうです?

私はわかりませんが、少なくとも 脳の中の係数 a はブラッシュアップしていって、経験を楽しんでいきたいなあと思います。

-創造的生活

Copyright© 通販DATA活用教室 , 2020 All Rights Reserved.